加CIBCの11-1月期:大幅赤字-Tドミニオンは利益の伸び減速

カナダの銀行5位、カナディアン・インペリ アル・バンク・オブ・コマース(CIBC)が28日発表した2007年11月-08 年1月(第1四半期)決算は、純損益が同行の141年の歴史で2番目の大幅赤字 となった。また同国2位の銀行、トロント・ドミニオン銀行が同日発表した07 年11月-08年1月(第1四半期)決算は、増益率が過去4四半期で最低となっ た。ともに米サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題が響い た。

CIBCの純損失は14億6000万カナダ・ドル(1株当たり4.39カナダ・ ドル)。サブプライムローンに絡んだ評価損と費用が22億8000万カナダ・ドル に上った。トロント・ドミニオンの純利益は前年同期比5.3%増の9億7000万 カナダ・ドル(1株当たり1.33カナダ・ドル)となった。資本市場の手数料収 入が減少した。

評価損や米国とカナダの景気減速が響き、カナダの大手銀行の11-1月期 業績は全体として過去6年余りで初めての減益となる見込み。また同国の大手銀 は、不良債権の増加や資本市場手数料の落ち込みにも苦しんでいる。

レオン・フレイザー・アソシエーツで約20億ドル相当の資産運用に携わる デービッド・コックフィールド氏は、「カナダの銀行業界全体は、一段の困難に 直面している」と指摘した。

28日のカナダ株式市場で、トロント・ドミニオンの終値は前日比0.68カナ ダ・ドル安の67.06カナダ・ドル。CIBCは1.05カナダ・ドル安の67.95カ ナダ・ドル。カナダの大手銀6行のうち、過去1年間の騰落率が最も良かったの がトロント・ドミニオンで、最も悪かったのがCIBCだった。

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