不動産開発モリモト社長:上場は成長戦略のポイント-不動産市況調整

不動産開発やマンション分譲を手掛けるモ リモトの森本浩義社長は29日放送のブルームバーグテレビジョンのインタビュ ーで、株式上場の狙い、不動産市況の見方、開発不動産の売却戦略などについ て以下のように語った。同社株は27日に東証2部に上場した。

東証2部への株式上場について:

「株式市場の環境は悪い。しかし、今後の成長戦略の中で、しっかりとし た財務戦略がポイントだ。現在の資金借り入れは1600億円くらいだが、今後さ らに資金需要が増えることを考えると財務体質の強化が必要だ」 「信用力の強化が成長のポイントだ。不動産事業を展開する中で、すべて大手 財閥系のデベロッパーと競争している。上場を果たさなければこれ以上の成長 戦略は描けない。また上場は優秀な人材の確保にもつながる」

今後の不動産市況の見方について:

「若干調整が来ると思う。しかし、チャンスととらえているところが多い だろう。問題は選別することだ。分譲でも供給量が今年は減るが、売り控えと いうよりも、デベロッパーが売れるものから出そうとしていることだろう。需 要に応じて供給の調整がされるだろう」 「米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題の影響で、外資の 主要な投資家が手を引き、市場のプレーヤーが減っている。そのため、不動産 市況は若干マイナスの方向に動いており、物件が選別されている」

開発不動産の売却戦略について:

「優先的な供給先であるビ・ライフ投資法人だけでなく、一般の国内外の 機関投資家にも売却している。不動産投資信託(REIT)市場の価格が低調 に推移し、ビ・ライフの投資口価格も下がっているが、物件の出口戦略に支障 が出ていることはない」

モリモトの28日の株価終値は前日比180円(6.1%)高の3150円。

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