ドイツテレコム10-12月期:純損失7.57億ユーロ-予想に反し赤字

欧州最大の電話会社、ドイツテレコムが28 日発表した2007年10-12月(第4四半期)決算は、市場予想に反して純損益 が赤字となった。雇用削減で追加的な費用を計上したのが響いた。

発表資料によれば、純損失は7億5700万ユーロ。前年同期の8億9800万 ユーロからは赤字幅が縮小した。売上高は前年同期比0.6%減の158億ユーロ。

ドイツテレコムは、国内で固定電話の契約者減少に歯止めをかけることに 苦戦。競合する米AT&Tやベライゾン・コミュニケーションズが料金を引き 下げた米市場では、携帯電話事業の利益率維持を目指している。人員削減計画 に関連して第4四半期に計上した費用は14億ユーロ(約2250億円)。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト12人の予想中央値では、 純損益が6億6500万ユーロの黒字、売上高が159億ユーロと見込まれていた。

コンスタンティア・プリバトバンク(ウィーン)の運用担当者、フィリッ プ・ムシル氏は「米国で価格競争が激化するなか、携帯電話部門Tモバイルに とって売上高と利益率を維持するのは大きな課題になりそうだ」と指摘。「価 格競争はおさまったとの見方が一部にあるが、始まったばかりのようにみえ る」と述べた。

第4四半期の一部項目を除いた純利益は、同1.9%減の8億800万ユーロ。 調査での予想平均7億6400万ユーロは上回った。前年同期の一時費用は、雇 用削減関連を中心に17億ユーロだった。

ドイツテレコムは2008年のEBITDA(利払い・税金・減価償却・償 却控除前利益)について、一部項目を除いたベースで193億ユーロと、2007年 からほぼ横ばいとの見通しもあらためて明らかにした。

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