午後の日本株は下げ渋る、輸出関連さえず-その他金融や海運は出直り

午後の東京株式相場は下げ渋っている。 円高や鉱工業生産の下振れから、トヨタ自動車など輸出関連株が引き続き安く、 一部で価格カルテルの疑いが報じられたシャープも一段安の場面があった。一 方で、信販、消費者金融などを含むその他金融株が高く、午前の東証1部の業 種別下落率で1位だった海運株が下げ幅を縮小させてきた。商品市況高を背景 に、住友金属鉱山など非鉄金属株も高い。

午後1時25分時点の日経平均株価は前日比91円80銭(0.7%)安の1万 3939円50銭、TOPIXは10.38ポイント(0.8%)安の1354.14。東証1部 の売買高は概算で11億9592万株。値上がり銘柄数は601、値下がり銘柄数は 981。昼休み中の東証立会外では約222億円のバスケット取引が成立した。

豊証券の菊池由文取締役によると、「短期指標に過熱感があったところに タイミング悪く鉱工業生産の下振れが出たが、市場では調整の目安として日経 平均の5日移動平均が意識されている」という。午前は5日移動平均である1 万3830円を下回る場面では、下値を買う動きが強まった。

午後になって海運株の下げが縮小した。みずほ証券が格下げした日本郵船 や商船三井が午前終値から下値をやや切り上げたほか、乾汽船も急速に戻して いる。海運株は市況軟調や原油価格の最高値などマイナス材料が重なっていた。 もっとも、「原油価格はバレル当たり112-113ドル程度までの上昇を市場は 織り込みつつある」(豊証券の菊池氏)とされており、下値では一部押し目買 いの動きも出ている。

OMCカドなど売買停止

一方、NHKは28日の正午のニュースで、三井住友カードやオーエムシ ーカード、セントラルファイナンス、クオークの三井住友フィナンシャルグル ープ系カード会社4社が09年春にも持ち株会社の下で経営統合すると報じた。 これにより、取扱高は国内最大規模になるという。

同報道を受け、オーエムシーカードとセントラルファイナンスは売買停止 措置となった。

こうした報道の影響から、午後に入って三菱UFJニコスが上げ幅を拡大 したほか、クレディセゾンがプラス圏に浮上、オリックスやプロミスといった その他金融株が総じて高い。

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