タイのタクシン前首相が帰国-失脚から約1年半、政界復帰の予定なし

2006年の軍部クーデターで失脚したタイの タクシン前首相が28日午前、帰国した。前首相は政界に復帰するつもりはない と言明している。

タクシン前首相はバンコクに向かう前、香港の空港で記者団に対し、「政治 活動は辞めており、ほかの役割がある。もう十分だ」と語った。前首相を乗せて 香港を飛び立った航空機はタイの現地時間午前9時50分(日本時間同11時50 分)ごろ、バンコクに到着した。空港当局者らは、前首相の支持派だけでなく反 対派も大勢詰めかけるとみて警戒に当たっている。

サマック首相率いる「国民の力党」は昨年12月23日の下院選で、タクシ ン前首相の政治復権を支持して第一党となった。帰国した前首相は1月にタイに 先に戻った夫人と、同国中央銀行からの土地取得など不正取引にかかわった罪で 起訴されている。