三菱UFJ信託銀の松下氏:米FOMC、0.50ポイント追加利下げ

三菱UFJ信託銀行の松下幹直シニアファ ンドマネジャーは28日放映のブルームバーグテレビジョンのインタビューで、 27日のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の下院金融委員会での 証言について述べた。主なコメントは次の通り。

米バーナンキFRB議長の議会証言:

「証言では景気の下振れリスクが高まってきていると指摘した。そのため に、保険的にも追加の利下げをいとわないというスタンスを明確にした。これは 一昨日のコーン副議長の講演の内容とほとんど同じなので、市場はある程度予想 していた。インフレ懸念に関しては1カ月前よりは高まって来ているとは言いつ つも、景気後退リスクの方が大きいと明確にした。追加利下げについては、フェ デラルファンド(FF)金利の先物で見ると、0.50ポイント利下げの可能性が 高い」

米債券相場見通し:

「米サブプライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン問題に端を発して金 融機関の損失にまで発展した問題は、金融保証会社(モノライン)を救済できる かが焦点になっている。ただ、それ以前にこの問題は住宅価格の下落から始まっ ている。住宅価格の上昇を前提として、低所得者層に貸し付けしてきて、その証 券化商品が複雑な形で金融市場にばらまかれたのだ。つまり、住宅価格が下げ止 まらないと、抜本的な問題の解決にはつながらない」

「短期の金利には低下余地があるので、2年債や5年債の利回りは低下する かもしれないが、当局はインフレ懸念をある程度無視して、金利を下げてくるわ けだから長期の利回りは低下しにくい状況が続くだろう。10年債利回りが4% を上回ってくる状況はなく、目先の予想レンジは3.5-4%程度だ」

--共同取材 東京 石川英美 Editor :Masashi Hinoki, Hideki Asai

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