【個別銘柄】その他金融、空ビ、東急スト、シャプ、日阪、非鉄、三洋

28日の日本株市場における主な材料銘柄 の動きは次の通り。

その他金融株:セントラルファイナンス(8588)が前日比終値比29%高 の322円、オーエムシーカード(8258)が15%高の498円でそれぞれ買い気 配のまま終了。朝日新聞オンライン版は28日午後、三井住友フィナンシャル グループ(8316)が傘下の信販・カード会社であるセントファとOMCカド、 クオークの3社を経営統合する方向で最整していると報じた。これを受けて業 界再編観測が広がった。ポケットカード(8519)は18%高の389円と急伸し、 東証1部の値上がり率1位。

日本空港ビルデング(9706):5.4%高の1905円と連騰。一時8.6%高の 1964円まで上げ、約1カ月半ぶりの高値水準。28日付の日本経済新聞朝刊で、 政府が空港関連会社への外資規制導入を今通常国会では見送る方針を固めたと 伝えられた。これを受け、外資流入による経営の効率化などが期待された。

東急ストア(8197):3.8%安の454円。一時7.6%安の436円と、昨年 10月の52週安値に並ぶ。将来的に業績回復が見込めない不振店について減損 処理を行い、今期(08年2月期)の最終損益は一転して赤字になりそうだと 発表。既存店売上高は改善しつつあるが、赤字転落で業績不安が高まった。

SFCG(8597):8.5%安の1万3310円と大幅続落。26日に、ユーロ 円建ての転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行すると発表したことを受 けた売り圧力が強い。将来的に株式に転換されれば、1株当たり価値が希薄化 するほか、潜在的な株式数の増加による需給悪化も懸念された。前日はストッ プ安比例配分。

日阪製作所(6247):6.4%高の1396円と急騰。前日に発表した中期経営 計画をきっかけに、中東のLNG(液化天然ガス)プラント向け熱交換器の好 調によって当面高い利益成長を続けるとの見方が強まった。

非鉄金属株:東邦亜鉛(5707)が8.8%高の705円と6連騰したほか、住 友金属鉱山(5713)や三菱マテリアル(5711)も買われる。ニューヨーク金相 場が最高値を更新するなど、海外貴金属相場の上昇で収益への好影響を見込む 買いが優勢になった。

シャープ(6753):3.1%安の1796円。共同通信は28日の午後零時前、 公正取引委員会が同日、任天堂の携帯型ゲーム機「DS」向け液晶の納入で価 格カルテルを結んでいたとして、独占禁止法違反の疑いでシャープと日立製作 所の液晶子会社、日立ディスプレイズの2社に立ち入り検査を行ったと報道し たことを受けた。

近畿日本ツーリスト(9726):下落スタート後にプラス転換し、2.4%高 の214円。燃料サーチャージ(燃料費上昇分の上乗せ)負担の増加などから海 外旅行者が低迷、前期(07年12月期)業績は最終赤字、無配転落と振るわな かった。ただ8月の北京オリンピック開催を控え、今期回復への期待感が下支 えした。時価水準は、実績ベースの1株純資産(261円)をおよそ2割下回る。

三洋電機(6764):3.7%高の225円。一時6.5%高の231円まで上げ幅 を拡大し、昨年2月22日以来、約1年ぶりの水準を回復した。28日付の日経 新聞朝刊が、新日本石油が家庭用太陽電池の販売に参入し、電池は提携相手の 三洋電から調達すると報じており、収益貢献を期待する動きが強まった。

アルフレッサホールディングス(2784):1.5%安の7300円。疾病予防な どで今後は一般用医薬品(OTC)の需要が高まるとみて、OTC卸大手の丹 平中田(大阪市中央区)と資本業務提携したが、具体的な収益貢献が予測しに くく、買い材料視されなかった。

日本アジア投資(8518):3.5%高の563円と3営業日続伸。工作機械用 ポンプメーカーの「トロコイド・ホールディングス」をみずほフィナンシャル グループの投資ファンドに売却する方針を27日付で公表したため、今期(08 年3月期)業績目標の達成に対する慎重な見方が後退した。

山九(9065):1.2%高の513円。一時4.5%高の530円と、約半月ぶり の水準に戻した。山九と日本郵政グループの郵便事業株式会社は27日、アジ アを中心とした国際物流で小口貨物から一般航空貨物まで幅広くサービスを提 供するため、山九の航空貨物事業をベースに共同出資会社を設立することで合 意したと発表。今後の連携効果の発現を見越した買いが優勢となった。

NTTドコモ(9437):2%高の15万6000円。一定の契約条件を満たす 家族間の国内通話を24時間無料にするサービスを4月から始めると前日発表。 一方で、iモードは値上げするなどの材料もあり、過度の価格競争回避に向け た取り組みを評価する声があった。家族間の通話無料はソフトバンクモバイル が昨年6月に導入、KDDIも今年3月に開始する。

ゴールドパック(2589):3.8%安の1630円。記録的な猛暑や残暑のあお りを受けて野菜系飲料が低迷、前期(08年1月期)の純利益は前の期比29% 減の3億300万円に落ち込む見通し。前回予想は12%増益の4億8000万。原 料産地表示違反で出荷停止があった影響も出て、特別損失を計上するという。

タケエイ(2151):3%高の4110円。廃棄物処理や再資源化事業でのM &A(企業の合併・買収)を模索していく一環として、東京海上日動火災保険 を引受先に49万6000株(約20億円)の新株を発行する。エクイティ・ファ イナンス後の発行済み株式総数は510万9600株となる予定で、現状からは 11%増えるが、業容拡大への期待が先行した格好。

協和発酵工業(4151):0.7%安の1032円。午後の取引開始直後に再びマ イナス圏に沈んだ。07年4月に米国で新薬申請した抗パーキンソン治療薬 「KW-6002」について、米国食品医薬品局(FDA)から「現時点では承認 不可」との通知を受けたことが明らかになり、追加試験などで承認時期が大き く先送りされるとの懸念が広がった。

コモ(2224):終値は変わらずの1590円ながら、52週高値(1594円、2 月27日)圏での堅調推移が続いた。天然酵母を用いたロングライフパンの製 造販売を行う。健康志向などを背景に植物性乳酸菌を含む食品や飲料が注目さ れるなか、同社の「コモパン」に対する需要も高まっている。

合同製鉄(5410):7.8%高の332円。新光証券は27日、投資判断を新規 に「アウトパフォーム」とした。

OKK(6205):5.3%高の238円。発行済株式総数の2.7%に相当する 200万株、金額にして6億円を上限に自社株買いを実施すると発表した。

ダイエー(8263):7.2%安の612円で始まるが、徐々にプラス転換して 終値は4.4%高の689円。小売売上高が計画を下回ったほか、価格競争激化で 粗利益率も悪化しているとして、前日に今期(08年2月期)の連結純利益予 想を480億円から380億円に21%引き下げた。前期比では8%減益。午後に なると、ダイエーが20.6%保有するOMCカードの株価が、同じく三井住友 FG傘下のカード企業と統合するとの観測から買い気配値を切り上げるという 材料もあった。

日本郵船(9101):3%安の1002円。みずほ証券は27日、投資判断を 「買い」から「ホールド」に引き下げた。同証が、判断を「強い買い」から 「買い」に下げた商船三井(9104)も1.8%安の1437円と3日続落。

富士通(6702):1.9%安の770円。日興シティグループは27日、目標株 価を870円から820円に引き下げた。

JSR(4185):2.7%高の2260円。パリ・インターナショナルは28日、 投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げた。

サイバーエージェント(4751):9.8%高の13万4000円。大和総研は27 日、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げた。

コーエー(9654):0.7%安の1760円。KBC証券は27日、投資判断を 「買い」から「ホールド」に引き下げた。

あいホールディングス(3076):9.6%高の513円と続伸。発行済み総数 の3.64%に相当する200万株を上限に、自社株買いを実施すると前日発表し たことを受けた。

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