モリモトの初値は3210円、公開価格比5.6%安-東証2部IPO(2)

不動産業のモリモトが27日、東証2部市場 に新規株式公開(IPO)した。初値は3210円と公開価格(3400円)を5.6% 下回った。その後も売りが先行し、初値をさらに下回って推移している。公開価 格が仮条件の下限で決まるなど事前人気が低かった。市場からの資金吸収額も大 きく、株式需給懸念などから売りが先行している。

同社は不動産分譲と開発事業を手がける。公開価格は仮条件(3400-4000 円)の下限で決定した。東証2部市場へのIPOは2001年11月28日に予定し ていたが、これを取り止めた経緯がある。市場では「延期した銘柄は人気化しに くい」(いちよし証券投資情報部の宇田川克己課長)との声も聞かれた。

モリモトの公開価格から試算した今期予想PERは3.7倍と、類似企業とみ られるゴールドクレスト(6.6倍)、日本綜合地所(5.3倍)と比較して低く、 割安。もっとも、市場からの資金吸収額は129億円と大規模。今年に入ってから の東証2部市場の1日平均売買代金は約90億円に過ぎず、需給面で警戒されや すい。

今期(08年3月期)の連結業績は売上高が前期比27%増の1213億円、経常 利益は同56%増の170億円、最終利益は同57%増の95億6000万円の見通し。 1株利益は908円99銭を見込んでいる。全体売上高の5割以上を不動産開発事 業が占める。投資用不動産の販売などが業績をけん引するという。

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