米カーライル、アジア投資向けに最大40億ドル調達を計画-関係者

米投資会社カーライル・グループがアジア企 業投資向けに最大40億ドル(約4260億円)の資金調達を計画していることが、 関係者2人の話で27日までに分かった。欧米では信用収縮を受け、レバレッジ ド・バイアウト(LBO、買収先の資産を担保にして資金を調達する買収)案件 が低調になっている。

計画が公表されていないことを理由に匿名を条件に明らかにした同関係者 によると、カーライルは「カーライル・アジア・パートナーズIII」向けの資金 調達を年央までに完了する方針だ。カーライルは中国やインド、オーストラリア などに投資する計画だという。

カーライルの共同創業者、デービッド・ルーベンスタイン氏はアジアでより 強固な足場を築こうと、JPモルガン・チェースやブラックストーン・グループ と競っている。香港誌アジアン・ベンチャー・キャピタル・ジャーナルによると、 昨年のアジアのプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資案件は40%増の 878億ドル相当と、過去最高だった。国際通貨基金(IMF)によると、今年の 経済成長率は米国が1.5%と見込まれる一方で、アジアの途上国は平均で8.6% が見込まれている。

関係者によると、同社の一般的なアジア投資向けで3番目のファンドである カーライル・アジア・パートナーズIIIは日本以外の国のさまざまな産業に投資 する。カーライルの広報担当者、クリス・ウルマン氏はコメントを控えた。