欧州株:下落、HBOSとブイグの決算を嫌気-業績懸念が強まる

欧州株式相場は下落。英住宅金融最大手H BOSの減益と、仏建設会社ブイグの予想を下回る決算発表を受け、企業業績 悪化への懸念が高まった。原油相場高騰に伴うコスト上昇も企業業績悪化への 懸念を増幅した。

HBOSは2カ月ぶりの大幅安となった。ブイグはここ4年余りで最大の 下落。同社利益がアナリスト予想を下回ったことが売りにつながった。

ダウ欧州株価指数は前日比0.2%安の329.39で終了。同指数は一時、

1.5%安まで下落。しかし、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、 景気下支えで時宜を得た行動をとると表明したほか、米連邦住宅公社監督局 (OFHEO)が住宅抵当金融大手のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフ レディマック(連邦住宅貸付抵当公社)による住宅ローンの購入枠拡大を容認 したことを受け、ダウ欧州株価指数は下げ幅を縮小した。

ノルトインベストの運用担当者、ボリス・ベーム氏(ハンブルク在勤)は、 「原油相場が1バレル=100ドルを突破し、ユーロが最高値まで上昇したのは 驚きだった」と述べた上で、「将来の業績についてアナリストよりもより正確 な見通しを示す相場は依然として増益を見込んでいる」と語った。

27日の西欧市場では、18市場のうち11市場で株価指数が下落した。ダウ 欧州50種株価指数は0.2%安、ダウ・ユーロ50種株価指数はほぼ変わらずだ った。

HBOS、ブイグ

HBOSは6.8%安と、昨年12月13日以降で最大の値下がり。同社はサ ブプライム(信用力の低い個人向け住宅ローン)関連投資の評価損計上で、 2007年7-12月(下期)の利益が前年同期比8.9%減少したと発表した。

時価総額でスウェーデン3位の銀行、スベンスカ・ハンデルスバンケンは

6.6%下落。英保険会社のオールド・ミューチュアルは3.5%下げた。

ブイグは6.5%安と、03年6月以来で最大の下落。資産売却益を除く純利 益は2億6500万ユーロと、ブルームバーグがまとめたアナリスト7人の予想平 均3億3700万ユーロを下回った。

オーストリアの電話会社、テレコム・オーストリアは12%下落と、約3年 ぶりの大幅安となった。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比10.90ポイント(0.2%)安の6076.50。FT オールシェア指数は同3.30ポイント(0.1%)下げて3110.28。

ドイツのDAX指数は同11.88ポイント(0.2%)高の6997.85。HDA X指数は1.91ポイント(0.1%)上昇し3588.44。

フランスのCAC40指数は同4.25ポイント(0.1%)下げ4968.82で終 了した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE