英HBOS:07年7-12月は8.9%減益-サブプライム響く(2)

英住宅ローン最大手のHBOSの2007年7 -12月(下期)は、純利益が前年同期比8.9%減となった。米サブプライムロ ーン(信用力の低い個人向け住宅融資)関連投資の評価損が響いた。08年の環 境は「不確か」だという。

純利益は19億3000万ポンド(1株当たり50.9ペンス)と、前年同期の 21億2000万ポンド(同55.3ペンス)から減少。ブルームバーグ・ニュースが アナリスト10人を対象にまとめた調査中央値では、18億6000万ポンドと見込 まれていた。同社が27日発表した07年通期決算を基に算出した。

HBOSによれば、資産担保証券(ABS)関連の評価損2億2700万ポン ドが利益を圧迫した。これとは別に利益に影響が出ない分野で、保有証券の評 価を5億900万ポンド引き下げたという。

同社は、「世界の金融市場の現在の混乱は、あらゆる金融機関の計画にかな り不確実性をもたらしている。われわれは08年いっぱい、環境が不確かであり 続けるとの前提で計画を立てている」としている。

HBOSの07年通期決算資料によれば、純利益は40億5000万ポンド(1 株当たり105.5ペンス)と、前年の38億8000万ポンド(同99.5ペンス)か ら4.3%増加。ブルームバーグがまとめたアナリスト10人の予想中央値(39 億7000万ポンド)も上回った。

通期の税引き前利益は、企業部門が前年比31%増の23億2000万ポンド、 個人部門が13%減の20億5000万ポンドとなった。