カナダ大手銀の11-1月期決算:6年ぶり減益の見込み-評価損などで

カナダの大手銀行各行の2007年11月-08 年1月(第1四半期)決算は、債券などの評価損が響くほか、トレーディング 収益や投資銀行手数料の低迷で、全体として約6年ぶりの減益となりそうだ。

スコシア・キャピタルのアナリスト、ケビン・ショケット氏は、ロイヤ ル・バンク・オブ・カナダ(RBC)やノバスコシア銀行およびその他の大手 6行の一部項目を除く利益が、平均5%減少すると見込んでいる。予想通りな ら02年5-7月(第3四半期)以来で初の減益となる。大手銀は、ローレン シャン銀行を皮切りに、27日から順次、第1四半期決算を発表する。

債券などの評価損を含めた場合、利益は一段と減少する可能性がある。カ ナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)とモントリ オール銀行(BMO)がこれまでに明らかにしている第1四半期の税引き後費 用は、合計約19億4000万カナダ・ドル(約2120億円)だ。投資家やアナリ ストは、業績低迷が今年いっぱいは続く可能性があるとみている。カナダ最大 の貿易相手国、米国の景気減速でローンのデフォルト(債務不履行)が増える という。

世界の大手金融機関は、米サブプライム(信用力が低い個人向け)住宅ロ ーン関連投資の損失および評価損を、少なくとも1630億米ドル(約17兆4500 億円)としている。CIBCは1月に、05年以来で初めて四半期ベースで赤字 になる恐れがあるとの見通しを示した。モントリオール銀は2月19日、評価 損とその他の費用3億2500万カナダ・ドルを計上するとしていた。

ナショナル・バンク・ファイナンシャルのロバート・セドラン氏は「市場 の混乱は続き、信用環境も依然として問題だ」と述べた。

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