香港:2007年の経済成長率は6.3%に鈍化-08年は4-5%成長に(2)

2007年の香港の経済成長率は6.3%と、 06年の7%(改定値)から減速した。香港の対米輸出が落ち込み、中国の経済 成長が鈍化したことが背景にある。

成長率は香港特別行政区政府の曾俊華財政官が27日、予算に関するスピ ーチで明らかにした。ブルームバーグ調査によるエコノミスト9人の予想中央 値は6.2%だった。

香港の経済成長は、金利低下や9年ぶりの低失業率に支えられてきた内需 が頼りだ。米経済が不況に近い状況にあり、世界の需要を押し下げるなかで、 輸出の伸びは引き続き鈍化する可能性がある。

シティグループのシニアエコノミスト、ジョー・ロ氏(香港在勤)は「輸 出が低調になるほか、金融市場の不透明感が高まるなかで、香港の景気は年内 にさらに鈍化する可能性が高い」と指摘。その一方で「内需は経済成長を下支 えする上で十分に力強く、それが継続することを望んでいる」と述べた。

曾財政官は、07年10-12月(第4四半期)の成長率は前年同期比6.7% だったとした上で、特別行政区政府が今年の成長率を4-5%と見込んでいる ことを明らかにした。これは5年ぶり低成長となる。インフレ率については食 品価格が上昇しているとし、07年の2%から3.4%に加速する可能性があると 述べた。

ブルームバーグ調査によると、香港の今年の成長率は5%が見込まれてい る。

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