トヨタAM浜崎氏:債券、インフレ懸念と景気後退懸念が引っ張り合い

トヨタアセットマネジメント投資戦略部の シニアストラテジスト、浜崎優氏は27日、ブルームバーグ テレビジョンとのイ ンタビューで債券相場の見通しについて、以下のようにコメントした。

きょうの債券相場の見通し:

「前日に米国株が高かったこともあり、日本株が高く寄り付くと思うので、 弱めのところから始まると考えている。一方、米国債も株と同様に強かった。ど ちらを取るかだが、債券相場はインフレ懸念と先行き景気後退懸念が引っ張り合 うような形で方向感が見出せない展開になっている」

「特に、重要指標が日米ともに相次ぐので、さらに動きが鈍くなってくると 思う。米国では今夜、耐久財受注、あすは国内総生産(GDP)改定値が控えて いる。日本でも、あすは鉱工業生産、あさっては雇用統計、消費者物価指数(C PI)などが控えており、どれも注目。あえて言えば鉱工業生産や米耐久財受注 が企業活動を見るうえで重要」

日本の鉱工業生産と米耐久財受注について:

「1月の生産は予測指数から減少が見込まれているが、どの程度のマイナス になるか。上振れする可能性はそれほどなく、債券の底堅い相場付きを覆すよう な数字になる可能性は低いのではないか」

「前日は米生産者物価指数(PPI)が上振れて、コンファレンスボードの 消費者信頼感指数が大きく下振れた。目先はインフレ懸念よりも個人消費の悪化 が意識される展開になりやすいと考えている。米耐久財受注は減少が予想されて いるが、個人消費の減速を受けて、企業の設備投資需要が減速してきている可能 性がある。これは債券にとっては下支えする材料になると思う。インフレよりも、 足元の景気に対する不安の方が勝つという形になると思う」

きょうの予想レンジ:

「もみ合いながら底堅いとみている。新発10年債利回りで1.46%―1.49% ぐらい、先物で137円10銭-137円50銭ぐらいを考えている」

--共同取材:吉川淳子 Editor:Hidenori Yamanaka,Norihiko Kosaka

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