日本株は反発、米企業の底堅さと商品高を好感-トヨタや三菱商に買い

朝方の東京株式相場は反発。26日の米国 で一部小売り大手企業が増益決算を発表しており、景気減速にもかかわらず、 米企業収益が底堅く推移するとの見方が台頭。米国への輸出依存度が高いトヨ タ自動車やソニーなど、輸出関連株を中心に買いが先行している。また、海外 商品市況で原油先物相場が過去最高値を更新したことを受け、評価益や販売単 価にプラスに働く国際石油開発帝石ホールディングスや三菱商事などの資源関 連株にも投資資金が流入している。

午前9時18分時点の日経平均株価は前日比216円15銭(1.6%)高の1 万4040円87銭、TOPIXは同19.37ポイント(1.4%)高の1366.84。東証 業種別指数は33業種すべて上昇。

前日の米国では、消費や物価関連のマクロ統計が悪かったものの、株式市 場で企業業績などミクロの好材料の方を評価した動きとなった。この点につい て「市場参加者の間で不安心理が薄れてきた証左」(リテラ・クレア証券の井 原翼理事・情報部長)との指摘が聞かれた。

米株は3日続伸、インフレヘッジで原油が最高値

26日の米株式相場は3日続伸。ダウ工業株30種平均は前日比114.70ドル (0.9%)高の12684.92ドルで終えた。150億ドルの自社株買い計画を発表し たIBMが4カ月ぶり高値を付け、ハイテク株全体の上昇につながった。米百 貨店2位のメーシーズと家電販売大手ラジオシャックも高い。2007年11月- 08年1月(第4四半期)決算はコスト削減が利益増につながり、消費者信頼感 指数が予想以上に落ち込んだ悪影響を打ち消した。

また、26日の原油先物相場は続伸。ドルが対ユーロで下げたことから、一 部トレーダーがインフレヘッジ策として商品に買いを入れた。ニューヨーク商 業取引所(NYMEX)で取引される原油先物4月限は前日比1.65ドル (1.7%)高の1バレル=100.88ドルで終え、再びバレル当たり100ドルを上 回り、最高値を更新。原油高を背景に、前日の米株市場ではS&P500種株価 指数のエネルギー株指数は7週間ぶりの高水準となり、東京市場でもこうした 流れを引き継いだ始まりとなっている。

日電工が買い気配、JUKIや光通信は下落公算

個別では、米投資ファンドのスティール・パートナーズによる買収提案に 反対すると発表したサッポロホールディングス、国際市況の上昇を受け2008 年12月期の連結純利益が前期比33%増に達する見通しを示した日本電工が買 い気配スタート。中期経営計画で2012年度の連結経常利益が初年度(08年 度)と比べ3.1倍まで拡大する見通しとした奥村組、固定資産の譲渡による特 別利益を計上し08年3月期の連結純利益見込みを上方修正した丸井グループ も投資資金を集めている。

半面、産業機器や家庭用ミシンの販売不振などに伴い08年3月期の業績 予想を下方修正したJUKIに売りが先行。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE