FRB副議長:金融市場と成長鈍化、インフレより「大きな脅威」(2)

コーン米連邦準備制度理事会(FRB)副 議長は26日、ノースカロライナ大学で講演し、信用市場の混迷や今後さらに 経済成長が鈍化する可能性はインフレよりも「大きな脅威」だと指摘した。

コーン副議長は講演原稿で、「最近みられるインフレ率の上昇が根強く残る とはみていない。金融市場や景気の逆風が米経済の厚生にとってより大きな脅 威である」と述べた。

連邦公開市場委員会(FOMC)は昨年9月以降、フェデラルファンド(F F)金利誘導目標を合計2.25ポイント引き下げた。

コーン副議長は、金融当局のこれまでの措置が「非常に厳しい経済状況」を 緩和させるのに十分だったかどうかを見極めるため、今後数カ月間の動向を 「注視する」と語った。

さらに同副議長は、「われわれには方策がある。必要な行動を取っていく」 と述べた。

FOMCは1月30日の会合ではFF金利を0.5ポイント引き下げて3%に設 定。次回FOMC会合は3月18日に開催される。

コーン副議長は、「金融政策を決定する際は、最も経済がたどりそうな軌道 とともに非常に望ましくない事態が展開される可能性も含めて考慮する必要が ある」と語った。

また、「利下げは住宅市場の調整を緩和させるに過ぎず」、住宅市場の混迷 を止められるものではないと指摘した。

最近の経済統計についてコーン副議長は「失望している」と述べ、「エネル ギーコストや商品価格の上昇は、コア消費者物価にやや転嫁される可能性があ る」と述べた。