混迷の責任はグリーンスパン、バーナンキ両氏に-スティグリッツ教授

ノーベル経済学賞受賞者のジョゼ フ・スティグリッツ米コロンビア大学教授は26日、米経済はグリーンス パン前連邦準備制度理事会(FRB)議長とバーナンキ現議長の2代の FRB議長によって、「極めて著しい」成長減速に陥ったとの見方を示 した。

同教授はロンドンでブルームバーグテレビジョンとのインタビュー に応じ、米不動産市場が悪化するなか、バーナンキ現FRB議長は利下 げに出遅れたと指摘。またグリーンスパン前FRB議長は住宅市場の膨 張にもかかわらず、「あえて見ぬふりをした」と批判した。

同教授はグリーンスパン前議長について、「今回の景気低迷がここ 25年間で最悪になるとみている点では正しいが、その責任の多くはグリ ーンスパン氏本人にある」と言明。「前議長は単に居眠り運転をしてい たのではなく、住宅価格の高騰をフロス(泡)だと片付けることで、意 図的に目をそむけていた」と述べた。

その上で、「いずれの議長も行動が遅すぎたことは明らかだ」と指 摘。「75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)の劇的な利下げ は用意周到な政策というよりも、パニックに基づいた行動だった」と付 け加えた。

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