独シーメンス:企業通信部門で6800人を削減へ-資産売却検討(2)

欧州最大のエンジニアリング会社、ドイツ のシーメンスは26日、企業通信部門で6800人の従業員を削減すると発表し た。シーメンスは同部門の売却を検討しているが、約2年間買い手が見つかって いない。

同社が電子メールで配布した資料によれば、3800人が直接削減されるほか、 約3000人が工場売却や提携などを通じ削減される。ドイツ国内で約3200人が影 響を受けるという。ドイツやブラジルなど複数の製造拠点を閉鎖する。

M・M・ウォーバーグのアナリスト、ミヒャエル・バールマン氏は電話イン タビューで、「企業通信部門はもはやシーメンスのポートフォリオに合致しない ため、何かが起こることは必至だった」と指摘した上で、「人員削減で、同部門 を売却しやすくなるかもしれない」と述べた。

シーメンスは、フィンランドのノキアとネットワーク事業を立ち上げた 2006年に企業通信部門の売却検討を開始。事情に詳しい関係者2人は25日、シ ーメンスが仏アルカテル・ルーセントやカナダのノーテル・ネットワークス、米 投資会社サーベラス・パートナーズなど数社に同部門の売却を打診していること を明らかにした。