米住宅差し押さえ、1月は前年比90%増-金利リセット増加で(2)

米リアルティトラックが26日に発表した データによると、1月に銀行が差し押さえた担保物件は前年同月から90%増加 し、4万5327件となった。住宅保有者が変動金利(ARM)型住宅ローンの支 払い負担増に対応できなくなったことが背景にある。

デフォルト(債務不履行)や競売の通知、銀行による担保差し押さえを含 めた「差し押さえ手続き」に入った物件は前年同月比57%増の約23万3000件 となった。前月比では8%増。

リアルティの執行副社長、リック・シャーガ氏はインタビューで「最も深 刻な問題は差し押さえ手続きの最終段階である銀行による物件差し押さえまで 進むケースが増えていることだ」と指摘した。

サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンのデフォルトとARM 型住宅ローンの支払い負担増に対応できなくなったケースが増えたため、差し 押さえ件数は昨年8月以来で最高、リアルティが統計を始めた以降では2番目 の高水準となった。シティグループのアナリストによると、今年は約4600億ド ルのARM型ローンで金利の見直し(リセット)が実施され、支払い負担が増 加する。

リアルティによると、50州のうちではネバダ、カリフォルニア、フロリダ の3州の差し押さえ率が特に高かった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE