欧州債:10年債下落、利回り4.08%-独景況感指数で利下げ観測後退

欧州国債相場は下落。2月のドイツ企業景 況感指数が予想に反して上昇したことを受け、欧州中央銀行(ECB)による 年内の利下げ観測が後退したことが背景。

米金融保証会社(モノライン)の大手2社による格付け維持への取り組み を好感して高利回り資産への投資意欲が高まり、アジアと欧州の株式相場が上 昇したことも、国債相場にとっては下げ要因だった。ドイツ10年債利回りは一 時、6週間ぶりの高水準まで上昇した。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)の債券ストラテジスト、リチ ャード・マクガイアー氏(ロンドン在勤)は、独企業景況感指数は「ユーロ圏 には米景気減速に対する反発力があることを強調した」と述べ、「ECBが早 急に金融緩和に踏み切るとの観測に疑問を提起した」と指摘した。RBCは10 年債利回りが6月までに3.9%に低下するとみている。

10年債利回りはロンドン時間午後4時39分現在、前日比5ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01%)上げ4.08%。同国債(2018年1月償還、表面利 回り4%)価格は0.40ポイント下げ99.31。2年債利回りは8bp上げ3.40% となった。

ドイツのIfo経済研究所が26日発表した2月の企業景況感指数は104.1 と、前月(103.4)から上昇した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミスト45人の調査では、102.9(中央値)への低下が見込まれていた。