アジア株:上昇、金融株が高い-米モノライン大手の格付け維持を好感

26日のアジア株式相場は上昇。金融株が高 い。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米金融保証会 社(モノライン)大手の信用格付けを最上位に維持したことを受け、世界的な 景気減速が信用市場関連の新たな損失につながるとの懸念が後退した。

オーストラリア市場では、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が 買われた。米モノライン大手のMBIAとアムバック・ファイナンシャル・グ ループが「AAA」格付けを維持したことが買い材料となった。香港では、不 動産開発のサンフンカイ・プロパティーズが上げを主導した。

アマナーSSCMアセット・マネジメントで14億ドル相当の資産運用に携 わるムシュターク・イブラヒム氏はS&Pの動きについて、「アジアの株式相場 にとって一時的な上昇要因となった」と述べた上で、「銀行株を押し下げる雪だ るま的な効果を阻止した」との見方を示した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時26分現在、前日比0.2%高 の145.86。一時は1%高となる場面もあった。年初来の下落率は7.6%に縮小 した。

日経平均株価は一時、前日比1%高となったものの、結局89円85銭(0.7%) 安の1万3824円72銭で終了した。豪州のASX200指数は0.8%高で引けた。