米シティやメリル:モノライン絡みの投資が格下げリスクに-フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティングスに よると、格付け見通しがすでに「ネガティブ(弱含み)」の米シティグループ やメリルリンチ、スイスのUBSは、金融保証会社(モノライン)に絡む投資 のために、信用格付けに追加的な下押し圧力がかかる恐れがある。

フィッチは25日付リポートで「こうした金融機関は最近、大規模な資本 増強を図ってきているが、追加評価損が他の金融上の問題と重なった際には、 格付けに一段と下押し圧力がかかる可能性がある」と指摘した。

格付け会社は、米MBIAやアムバック・ファイナンシャル・グループと いったモノラインに対して資本増強を求めている。モノラインは、自ら保証し たサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連証券に関する損失で、 格下げの恐れがある。ヘッジファンド運用者のウィリアム・アックマン氏は、 保証部門を地方債事業と資産担保証券事業に分ける形での再編を提案している。

フィッチは「債務担保証券(CDO)を購入した取引先などが法的手段を 講じる可能性を考慮すると、実際の事業分離は困難なプロセスになる可能性が 高い」と指摘。その上で「そうした計画が実現に向けて進んだ場合は、金融機 関が受ける可能性のある影響について再び分析する方針だ」と説明した。

米国の銀行や証券会社全般については、金融保証会社に関連する投資が 「制御可能」な水準だと指摘した。