債券相場はもみ合い、米債安も国内株伸び悩み-20年入札好調が下支え

債券相場はもみ合い。朝方は、前日の米国 市場で株高・債券安となった地合いを継続して売り優勢となった。ただ、日経 平均株価が伸び悩んでいるうえ、20年利付国債入札結果が好調だったことが相 場の下支え要因となっている。

AIG投信投資顧問ポートフォリオマネジャーの横山英士氏は、「株価が 伸び悩んでいることに加え、20年債入札結果が好調で安心感が広がったことか ら、いったんは買いが入った。国内投資家は新発10年債利回り1.5%をめどに 押し目買いを入れている」と説明した。

東京先物市場で中心限月3月物は、前日比24銭安の136円91銭と137円 台を割り込み、21日につけた年初来安値を更新して始まった。直後に136円89 銭の午前安値をつけた後は、徐々に下げ幅を縮小し、137円5銭で午前を引けた。 午後の20年入札発表前後は、137円23銭まで上昇したが、その後はやや軟化し ている。

日経平均は続伸。1月15日以来となる1万4000円の大台を回復して寄り 付いた。その後は伸び悩んでいる。

新発10年債利回りは1.485%

現物債市場で新発10年物の289回債利回りは、前日比1.5ベーシスポイン ト(bp)高い1.50%で取引を開始した。1.5%台乗せは、新発10年債利回りと しては、昨年12月28日以来、約2カ月ぶり。午前は1.49-1.495%で推移した。 午後は、横ばいの1.485%で取引されている。20年物の99回債利回りは1.5bp 低い2.11%。

市場では「材料不足で、1.5%を超えての金利上昇は、日経平均が1万4500 円から1万5000円ぐらいをつけないと難しい」(大和証券SMBCの鰺坂亮平 チーフJGBストラテジスト)といった見方や、「短期金利が安定しているの で、現状では、新発10年債利回り1.5%プラスアルファのところでは、押し目 買いだと思う」(岡三証券の坂東明継シニアストラテジスト)との声がある。

20年債入札結果、落札価格が予想上回る

財務省がこの日発表した表面利率(クーポン)2.1%の20年利付国債(2 月債)の入札結果は、最低落札価格が99円60銭(最高落札利回り2.128%)と なり、市場予想の99円55銭を上回った。平均落札価格は99円64銭(平均利 回り2.125%)。

応札倍率は4.18倍となり、前回債の2.60倍から上昇。最低と平均落札価 格の差(テール)は4銭と、前回債の13銭から縮小した。

新光証券債券ストラテジストの三浦哲也氏は、入札結果が好調と評価した うえで、「入札前に金利上がっていたので、水準からみても10年債が1.5%に 達して割安感があったと思う。国債に対する需要は根強い」と分析した。

(債券価格)                          前日比      利回り
長期国債先物3月物         137.10      -0.05      1.671%
売買高(億円)             34110
10年物289回債            100.13              1.485%(変わらず)

--共同取材:Yumi Teso Editor:Hidenori Yamanaka,Tetsuzo Ushiroyama

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 池田祐美 Yumi Ikeda +81-3-3201-2490 yikeda4@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net

Sandy Hendry +852-2977-6608 shendry@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE