グリーンスパン氏:景気後退は過去2回より深刻か、根深い金融混乱

グリーンスパン前米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は25日、アラブ首長国連邦の首都アブダビでの会議で、「現 在の金融問題はこれまでよりも根深いため、今回のリセッション(景気後退) が過去2回の浅いリセッションよりも深くなっても意外ではない」と発言した。 米国の景気後退に関する質問に答えた。

過去1年でグリーンスパン氏のリセッションに対する見方は3分の1の確 率から「50%以上」に移り変わってきている。ウォール街ではメリルリンチや ゴールドマン・サックスがリセッションを予想。直近2回のリセッションは平 均で約8カ月だった。

グリーンスパン氏は「景気は失速した。景気が失速している際は、何か間 違いがあれば、さらに下振れする」と指摘した。

米住宅価格については「下落が続く」とし、個人消費へ「幅広い影響」が 出るとの見通しを明らかにした。

同氏はさらに「1つ以上の主要通貨を維持するだけの流動性は世界に十分 ある」としながらも、「ドルが準備通貨首位の地位から転落するとは思わな い」と述べた。

ペルシャ湾岸諸国については「海外からの資金流入に歯止めをかけ、イン フレを抑制するには、通貨システムを変動相場制に移行させることが恐らく最 善の方法だ」と語った。

グリーンスパン氏は中国などがインフレ抑制を目的に食品やエネルギーの 価格統制を実施していることについて、「懸念している」と述べた。

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