年内の米リセッション入り予想が45%に急増-NABEエコノミスト

米国が年内にリセッション(景気後退)入 りすると予想するエコノミストの割合が過去3カ月で2倍強の45%になったこ とが、全米企業エコノミスト協会(NABE)の最新アンケート調査で25日ま でに分かった。

調査は1月25日-2月13日に、エコノミスト49人を対象に実施された。 リセッション入りを見込んでいるエコノミストの過半数が、その度合いは「比 較的穏やか」なものになると予想した。昨年11月6日に終了した調査では、リ セッション入り予想は20%未満だった。

調査によると、1-3月期の国内総生産(GDP)は前期比年率0.4%増に 鈍化する見通し。4-6月期は同1%増が見込まれている。過去25年間で最悪 の住宅不況の影響や金融市場の混乱、エネルギー価格の高騰が背景にある。

米フォード・モーターの主任エコノミストでNABEの代表を務めるエレ ン・ヒューズ・クロムウィック氏は「米国の経済成長は今年前半に徐行ペース に落ち込む」との見通しを示した。

利下げ

調査によると、連邦準備制度は年末までに政策金利(現行3%)を2.5%に 引き下げる見込み。フェデラルファンド(FF)金利先物に基づいた予想によ れば、トレーダーの間では3月18日の次回の連邦公開市場委員会(FOMC) が終了するまでに政策金利が0.5ポイント引き下げられ2.5%になるとの予想が 優勢だ。連邦公開市場委員会(FOMC)は先週、今年の成長率見通しを0.5 ポイント下方修正した。

バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長は14日、上院銀行委員会の 公聴会で証言し、景気回復のため、追加利下げを実施する用意があることを示 唆した。ヒューズ・クロムウィック氏によると、調査では米経済の成長ペース が「財政と金融面からの刺激策により、今年後半に加速する」との見通しが示 された。

刺激策の効果

調査ではまた、全体の40%が景気刺激策はリセッション回避に役立つと回 答。さらに30%が、どのようなリセッションであれ、短期で穏やかなものにな ると答えた。

今年は成長が鈍化してもインフレは後退しない見込みだ。NABEは、10 -12月の消費者物価指数(CPI)の伸び率予想(前年同期比)を2.5%と、 11月調査時の2.3%から引き上げた。

調査ではさらに、今年の経済成長の足かせとなる要因として、住宅不況と 信用状況が挙げられた。60%超のエコノミストが、住宅業界のリセッションが 個人消費の主なマイナス要因になるとの見通しを示した。

-- Editor: Mark Rohner, Brendan Murray

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Eiji Toshi 記事に関する記者への問い合わせ先: Steve Matthews in Atlanta at +1-404-507-1310 or smatthews@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Chris Anstey at +1-202-624-1972 or canstey@bloomberg.net

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