中国株:CSI300指数、3週間ぶり安値-銀行や不動産が安い

25日の中国株式相場は下落し、CSI300 指数は3週間ぶり安値となっている。流通株の増加で既存株の価値が薄まると の観測が強まったほか、中国人民銀行が市中銀行の預金準備率引き上げを継続 する方針を示したことが響いた。

招商銀行は約7カ月ぶりの安値。上場後2年間の株式売却を禁じていたロ ックアップ期間が今週終了することで、機関投資家の大量の売りが引き起こさ れるとの懸念が広がった。万科企業を中心に不動産株も安い。人民銀が預金準 備率引き上げや融資向け資金の制限により、マネーサプライ(通貨供給量)を 「積極的」に減らす方針を示したことが嫌気された。

ソシエテ・ジェネラルの中国合弁、フォーチュンSGAMファンド・マネ ジメントで100億ドル相当の資産運用に携わるガブリエル・ゴンダード氏は、 「市場への株式供給が大量にあり、投資家心理に影響している」と指摘。また、 「投資家は人民銀のインフレ抑制策をついても懸念しており、それが株式市場 の不透明感を強めている」との見方を示した。

上海証券取引所と深セン証券取引所の人民元建てA株に連動しているCS I300指数は現地時間午後1時7分(日本時間同2時7分)現在、前週末比2.8% 安の4570.67。このままいけば、終値は1日以来の安値となりそうだ。10業種 すべてが下落し、金融株と不動産株がCSI指数の下げの最大要因となってい る。CSI指数は昨年10月16日の過去最高値から22%値下がりしている。

人民元とドルの両通貨建てクレジットカード発行で中国最大手の招商銀行 (600036 CH)は0.75元(2.5%)安の29.60元。これは昨年8月1日以来 の安値。国内最大の上場不動産会社、万科企業(000002 CH)は0.9元(3.8%) 安の23.09元。

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