タイの10-12月GDP:前年同期比5.7%増-輸出の伸びが寄与(2)

タイ国家経済社会開発庁(NESDB)が 25日発表した2007年10-12月(第4四半期)の国内総生産(GDP、季節調 整済み)は、前年同期比5.7%増と、7四半期ぶりの大幅な伸びとなった。コメ や自動車、パソコン向け半導体の輸出増加が寄与した。

10-12月期のGDPの伸びは、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコ ノミスト12人の予想中央値(同5.3%増)を上回った。7-9月(第3四半 期)の同4.8%増(改定値)からも加速した。

DBS銀行のエコノミスト、ラマヤ・スルヤナラヤナン氏は「輸出の伸びは 目を見張るものがある」と指摘し、「バーツの上昇が輸出に打撃を与えていると の懸念は行き過ぎだ。投資や消費、輸出の下支えで、経済成長は今年かなり力強 いものになるだろう」と述べた。同氏は、2060億ドル(約22兆1200億円)規 模のタイ経済の08年年間成長率を5.6%と見込んでいる。

06年9月の軍事クーデター以降、タイ経済の約6割を占める輸出が国内消 費の鈍化を補っている。軍政が今月終わることで、消費者信頼感が高まる可能性 もある。サマック新首相は、財政支出拡大や投資刺激の方針を打ち出している。

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