日本株は上昇、モノライン救済期待で銀行高い-市況関連にも買い先行

週明け朝方の東京株式相場は、上昇で始 まっている。今週初めにも予想される金融保証会社(モノライン)大手の救済 計画への期待感から、銀行や保険株中心に買いが先行。原油など国際商品市況 の上昇を受け大手商社や鉱業、海運なども堅調。

立花証券の平野憲一執行役員は、「モノライン救済の動きでは、対策と同 時に現状の厳しさも明らかになりそう」と指摘。米国株はチャート上から上に も下にも振れやすい状況にあるとしながら、国内需給では外国人が2月第2週 に続いて先週も買い越した可能性が高いとし、「需給面では流れが変わったと 判断して良い」(同氏)との認識を示した。

午前9時16分時点の日経平均株価は前日比175円22銭(1.3%)高の1 万3675円68銭、TOPIXは15.91ポイント(1.2%)高の1337.28。東証1 部の売買高は概算で2億4728万株。値上がり銘柄数は1354、値下がり銘柄数 は220。

東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が31、値下がり業種が 2。電気機器、銀行、保険、機械、化学、医薬品が高い。輸送用機器や水産・ 農林は安い。

アムバック株が救済期待で急伸

モノライン大手の米アムバック・ファイナンシャル・グループは、同社の 救済計画について複数の銀行と協議しており、今週初めにも合意内容を発表す る見通し。関係者によると、銀行側はアムバックに約30億ドルを出資する可 能性がある。米金融経済専門局CNBCが救済計画を報じたのを受け、アムバ ック株は22日に前日比16%高と急伸した。

また、トルコ軍がクルド人武装組織掃討のためイラク北部に部隊を派遣し たことを受け、22日のニューヨーク原油先物相場は前日比0.6%高の1バレル =98.81ドルと反発。ばら積み船の運賃指標となるバルチック・ドライ指数は、 22日に4日ぶりの上昇となった。

こうした海外での動きが、この日朝方の日本の金融株、市況関連銘柄の支 援材料になっている。

三菱重が買い優勢、内田洋は売り気配

個別では、08年度に国産ロケット「H2A」を使った商業衛星の打ち上げ を始めると、25日付の日本経済新聞朝刊が報じた三菱重工業が3日続伸。UB S証券が格上げした東京急行電鉄は反発した。

半面、業績予想を下方修正した内田洋行が売り気配で始まった。クレデ ィ・スイス証券が投資判断を引き下げたイオンも軟調。