債券相場は軟調、米株高・債券安で売り先行-米モノライン救済観測

債券相場は軟調(利回りは上昇)。前週末の 米国市場で、金融保証会社(モノライン)大手の救済観測が強まり、株高・債券 安となった地合いを継続。日経平均株価が反発し、円債市場は売り先行で始まっ た。今週、20年債と2年債の入札を控えていることも重しとなっている。

JPモルガン証券チーフストラテジストの横山明彦氏は、「海外市場で株価 が上昇、シンガポール市場でも株価上昇で始まっており、それを受けて、債券相 場は若干低下、金利上昇で始まりそうだ」と述べた。

東京先物市場で中心限月3月物は、前週末比27銭安の137円22銭で寄り付 いた。その後も弱含みに推移、午前9時4分現在、25銭安の137円24銭で取引 されている。

現物債市場で新発10年物の289回債利回りは、前週末比2.5ベーシスポイ ント(bp)高い1.475%で取引を開始した。

リーマン・ブラザーズ証券チーフJGBストラテジストの山下周氏は、前週 末の米国市場では、CNBCが、米モノライン大手の救済案が今週初にも発表の 可能性などと報じたことをきっかけに、株価が引けにかけて上昇に転じ、米債は 小幅安でスティープ(傾斜)化したと指摘。

そのうえで、「円債市場では、前週後半に年初来安値を一時下回ったことで 下値警戒感が残るうえ、20年債入札を控えて上値の重い展開で始まりそう」と の見方を示した。

日経平均株価は反発。前週末比111円85銭高の1万3612円31銭で寄り付 いた。

今週は、26日に20年債入札、28日に2年債入札を控えているほか、28日 に1月の鉱工業生産、29日に消費者物価指数、家計調査、失業率、27、28日に バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議会証言、28日に水野温氏日銀審 議委員講演などが予定されている。

米国市場では株高・債券安、モノライン大手救済観測

22日の米国債市場では2年債相場が週間ベースで今年初めて下落した。ト レーダーの間で3月の0.75ポイント利下げ観測がなくなったことが背景。

キャンター・フィッツジェラルドによると、2年債利回りは週間ベースで 14ベーシスポイント(bp)上昇して2.06%。2年債利回りは前日比では7bp上 昇した。10年債利回りは前日比4bp上昇。

一方、米株式相場は上昇。ほぼ終日軟調に推移した後、取引終了前の30分 で一気に値を戻した。週間ベースでも前週に引き続き上昇した。市場関係者の間 で銀行の業績悪化懸念が広がっていたが、モノラインのアムバック・ファイナン シャル・グループの救済が来週にもまとまるとの観測が強まり、買いが優勢にな った。S&P500種株価指数は前日比10.58ポイント上げて1353.11。ダウ工業 株30種平均は96.72ドル高の12381.02ドル。

(債券価格)                          前週末比     利回り
長期国債先物3月物         137.24      -0.25       1.658%
売買高(億円)             2768
10年物289回債            100.21          1.475%(+0.025)

--共同取材:宋泰允、吉川淳子  Editor:Norihiko Kosaka, Tetsuzo Ushiroyama

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