米D・B・ズワーン、ヘッジファンド2本を閉鎖へ-顧客の解約相次ぎ

米投資会社D・B・ズワーン(DBZ)は 21日、傘下のヘッジファンドのうち最大規模の2本を清算することを明らかに した。顧客の解約が20億ドル(約2150億円)超に達したという。

ズワーンが同日付で顧客に送った文書によれば、同社は「スペシャル・オ ポチュニティーズ・ファンド」のオンショア版とオフショア版をそれぞれ閉鎖 する。2006年の会計監査の遅れが原因で、投資家の解約が相次いだためとして いる。これらのファンドの資産総額は約42億ドル。

同社は、ダニエル・ズワーン氏が2001年10月に設立。ブルームバーグ・ ニュースは今回の文書の写しを入手した。

ズワーンは昨年早くに、内部調査で不正な金融取引や会計が発覚したと投 資家に説明。同社の財務諸表が通常の監査基準に沿うものになったと米会計事 務所のプライスワォーターハウスクーパース(PwC)が報告したのは同年12 月になってからだった。

ズワーンの広報を担当するショーン・パティソン氏は電子メールで、同社 が「不運にも一部の元従業員の不正行為の被害を受けている」と指摘。会計問 題は「徹底的に調査」しており、現経営陣は「非の打ちどころがない」とした。 ただ元従業員の名前は明らかにしていない。