政府系ファンドの急激なユーロ傾斜を警戒、ユーロ高招く-EU指針案

欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州 委員会は政府系投資ファンド(ソブリン・ウエルス・ファンド、SWF)に関 する指針を作成し、こうした政府系ファンドのポートフォリオがユーロ建て資 産に「急激にシフトする」ことはユーロの上昇につながる可能性があるとして、 望ましくないとの見解を示した。

ブルームバーグ・ニュースが入手した同指針の草案には、「ユーロが国際 的な利用拡大が有益であることに間違いはないものの、ユーロへの急激なシフ トはユーロ相場にとって歓迎できない上昇圧力をかけることになるため、その ような事態は回避するべきだ」と記述されている。最終的な指針は来月のEU 財務相会合に提出される。

ユーロは主要貿易相手国24カ国の通貨に対して過去1年間で5.8%上昇し、 ユーロ圏の輸出競争力が損なわれている。