中国人民銀:インフレ抑制へ人民元と政策金利活用-四半期報告(2)

中国人民銀行は22日公表した、2007年10 -12月期金融政策報告書で、インフレ率抑制のため、人民元の柔軟性を高め、 政策金利を活用する方針を明らかにした。

人民銀はウェブサイト上に掲載した報告書で、元上昇が輸入価格を抑制し ており、その一方で輸出業者は元高に対し「予想以上」に適応していると指摘 した。

中国の07年の成長率は前年比11.4%と、13年ぶりの高成長となった。一 方で、インフレ率は食品が値上がりするなか、前年の3倍余りの4.8%となっ た。国家統計局は今週、1月のインフレ率が7.1%に上昇し、約11年ぶりの高 水準に達したと発表した。

中国は「国際収支調整とインフレ抑制における為替相場の役割を高める」 方針で、「需要拡大をコントロールし、インフレ期待を安定させるため、注意 深く金利手段を活用する必要がある」という。

人民銀は四半期報告で、「今年の経済成長は国内と世界の不確実性を反映 し緩やかに減速する公算がある」との見方を示した。「米サブプライムローン (信用力の低い個人向け住宅融資)危機を背景に、金融市場の混乱が長期化し ており、さらに上振れ方向にあるインフレリスクがこれを悪化させ、各中央銀 行はインフレ抑制と必要な経済成長維持の板挟みとなるジレンマに直面して いる。金融政策はますます難しくなっている」と分析した。

インフレ率は、世界的な商品相場上昇や国内の供給不足、エネルギー価格 設定方式の改革を背景に、「しばらくの間、高水準」にとどまる公算だとして いる。

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