景気減速はアクセンチュアに追い風-米Tロウ・プライスが株高予想

米Tロウ・プライス・アソシエーツは、 世界的に景気が減速すれば、世界2位の経営コンサルタント企業アクセンチュ アの業績が伸びると言う。Tロウ・プライスはアクセンチュア株に8億ドル(約 860億円)以上を投じている。

投資家は世界のトップ企業が支出を減らし、アクセンチュアの利益が圧迫 されることを懸念しているが、Tロウ・プライスは今や、バミューダ諸島ハミ ルトンに法人登録するアクセンチュアの4位の株主だ。前四半期にアクセンチ ュアの株価は10%下落したが、Tロウ・プライスは180万株を追加取得した。

金融サービス業界が低迷しているにもかかわらず、アクセンチュアのウィ リアム・グリーン最高経営責任者(CEO)は米ワシントン・ミューチュアル とオランダのINGグループから契約を獲得。昨年12月には利益見通しを上方 修正した。

アクセンチュア株は21日のニューヨーク証券取引所で、33.83ドルで引 けた。ヘスター・キャピタル・マネジメントのポートフォリオマネジャー、エ リック・ボイス氏は、2年後には40ドル台半ばから後半まで上昇する可能性が あると予想する。

Tロウ・プライスのアナリスト、ダニエル・フラックス氏は、「アクセンチ ュアは幅広く耐久力のある収益構造だ。今後数年は、大きく株価が伸びる余地 があるとみている」と語る。

前回2002年の景気減速局面では、アクセンチュアの株価は7カ月で59% 下落。コンサルティング契約が先送りされたり、取り消されたからだ。だが翌 年、株価は46%上昇。その後も値上がりを続け、2007年6月26日には44.03 ドルの上場来高値を付けた。

アクセンチュアのグリーンCEOは電話インタビューで、同社が事業の多 角化を進め、以前ほどもろくはないと説明した。「われわれのプロジェクトの圧 倒的多数が大型で長期的なものだ」としている。