経財相:輸出は伸びが緩やかになっている-中国など経済動向注視(2

大田弘子経済財政政策担当相は22日午前 の閣議後会見で、財務省が21日に発表した1月の貿易統計の結果を受けて、 「全体として輸出は伸びているが、伸びが緩やかになっている」との認識を示 した。先行きについては、「アメリカ経済減速の影響が中国経済にどう波及し、 それが中国をはじめ新興国向けの日本の輸出にどう影響するか、タイムラグが あるので、その辺りは十分見ていかなければならない」と語った。

米国の景気減速が中国経済に与える影響を注視する理由として経財相は、 中国の輸出総額のうち19%が米国向けで、それが中国の国内総生産(GDP) の7%を占めることを挙げた。

SWFは成長戦略には明示せず

一方、自民党国家戦略本部直属の「日本版政府系ファンド(SWF)設立 検討チーム」の初会合が同日午前に開かれることに関連し、政府が今後取りま とめる福田政権の成長戦略の中にSWFを盛り込むのかとの質問に対し、経財 相は「成長戦略の中にSWFを明示的に位置付けることは考えていない」と否 定した。

経財相は外貨準備の在り方について「もっと多面的に議論していかなけれ ばならない」と強調。産油国と異なり、日本の外貨準備は政府短期証券(FB) の発行という負債を通じ外貨を調達していることを指摘した上で「ファンドと して単純に運用するという議論ではないと思う。外貨準備の規模や運用の在り 方は、もう少し詰めた議論が必要だと思っている」と慎重な姿勢を示した。

大田経財相はまた、自律的な経済構造への転換を検討するため経済財政諮 問会議(議長:福田康夫首相)に新設する「構造変化と日本経済」専門調査会 の初会合を26日午後6時半から開催することを明らかにした。

経財相は15日の諮問会議後の会見で、同専門調査会の会長に元日銀審議 委員の植田和男・東大大学院教授を起用する方針を表明。その際、正式には委 員の互選で決まると説明していたが、22日の会見では、「総理が指名するよう 現在、手続きを行っている」と述べ、15日の手続き面に関する発言を訂正し、 植田氏の就任が内定したことを明らかにした。

-Editor:Masaru Aoki,Hitoshi Ozawa

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