政府:財政融資資金初の証券化1000億円、10年債を募集-国債+37bp

日本政府は22日、財投機関に貸し付けて いる財政融資資金を証券化して発行する資産担保証券(ABS)1000億円の発 行条件を決定した。同日、募集を行う。政府の資産・債務改革の一環で、証券 化手法により国有資産を圧縮するのが狙い。財務省に提出された訂正有価証券 届出書、共同主幹事証券が発表した資料で明らかになった。

発表資料によると、証券化の仕組みは、財投機関への貸付債権をみずほ信 託銀行に信託し、これで発行される受益権(優先・劣後)のうち、優先受益権 を裏づけに特定目的会社(第1回財政融資マスタートラスト特定目的会社)が 発行額1000億円、年限10年のABSを法人向けに販 売する。

表面利率は1.83%で発行価格は100円。利回りの国債に対するスプレッド (金利上乗せ幅)は、+37bp(1bp=0.01%)で決まった。発行日は2月29 日。

主幹事は、大和証券SMBC(事務)、三菱UFJ証券、日興シティグル ープ証券が共同で務める。格付けは、スタンダード・アンド・プアーズ(S& P)のAAA、格付投資情報センター(R&I)のAAAを取得する予定。