ロシア政府系投資ファンド:米フレディマックなどの債券購入が可能に

ロシア政府は投資先の分散化計画に基づき、 政府系投資ファンド(ソブリン・ウェルス・ファンド、SWF)を通じて米住 宅抵当金融大手のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦 住宅貸付抵当公社)の債券を購入することが可能になった。ロシア財務省が21 日明らかにした。

同省の報道官が匿名を条件に明らかにしたところでは、ロシア当局は「リ ザーブ・ファンド」と「ナショナル・ウェルビーイング・ファンド」の資金を 米国や英国、ドイツ、フランス、オーストリア、カナダ、オランダの15の政府 機関債に投資できるようになった。その対象にはファニーメイとフレディマッ クの債券も含まれる。

財務省の資金運用部門責任者、ロマン・シーコ氏は「われわれは投資を分 散化し、収益を増やし、穏健なアプローチを維持したい考えだ」と説明した。

ロシアがファニーメイなど海外の証券購入を決めたことは、保有する資産 の範囲を広げ、投資リターンを引き上げたい同国の思惑を浮き彫りにしている。 ロシアの昨年のインフレ率は11.5%だった。通貨ルーブルは昨年、対ドルで

6.4%上昇している。

シーコ氏によると、それぞれのファンドの15%は財務省が1月に承認した リストに掲載された債券に投資されている。具体的な発行体への割当額は明ら かにしなかった。