外国人が今年初めて日本株を買い越す、個人は売り転換-2月2週売買

東京証券取引所が21日に発表した2月第 2週(12-15日)の投資主体別売買動向(東証・大証・名証3市場の1、2部 合計)によると、外国人投資家は2008年に入り週間で初めて買い越しとなり、 買い越し額は1618億円だった。外国人の買い越しは7週ぶりで、昨年12月最 終週(25-28日、2576億円)以来となる。

週初が休場で4営業日となった先週(12-15日)は、日経平均株価が前の 週に比べて605円(4.7%)高い1万3622円で取引を終了。米国の小売売上高 や日本の国内総生産(GDP)が市場予想を上回ったことを受けた14日には、 前日比4.3%高と約6年ぶりの高い上昇率を記録した。

いちよし証券投資情報部の高橋正信チーフストラテジストは、外国人の投 資姿勢について「3月末を解約基準日としているヘッジファンドによる解約対 応売りが1月で収束し、慎重姿勢を維持しながらも、ようやく実弾買いを投入 し始めた」と見ている。

一方、個人投資家は3週ぶりに売り越しに転じた。売り越し額は2533億円。 相場の流れに逆らった取引を行う傾向がみられる個人は、「上昇局面で戻り売 りを強めた」(高橋氏)。

このほかの純投資家で、外国人以外に買い越したのは投資信託(買い越し 額454億円)、事業法人(395億円)、信託銀行(195億円)、その他法人等(50 億円)など。半面、売り越したのは生保・損保(売り越し額169億円)、都銀・ 地銀等(同43億円)、その他金融機関(同8億円)などだった。