独アリアンツの10-12月:52%減益-サブプライム関連損失響く

欧州保険最大手、ドイツのアリアンツが21 日発表した2007年10-12月(第4四半期)決算は、前年同期比52%の減益 となった。銀行部門での米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン 関連の評価損などが響いた。

純利益は6億6500万ユーロ(1株当たり1.48ユーロ)と、前年同期の 13億7000万ユーロ(同3.21ユーロ)から減少。ブルームバーグがまとめた アナリスト12人の予想中央値の7億2900万ユーロも下回った。同社は年間配 当について、予想を上回る45%の引き上げを実施する計画だ。

ミヒャエル・ディークマン最高経営責任者(CEO)は保険部門の収益を 拡大し、営業利益を年間平均10%増やす計画だ。一方で、13億ユーロ(約2070 億円)を上回る評価損計上が傘下のドレスナー銀行の業績を圧迫している。米 サブプライム住宅ローン市場が悪化するなか、世界の大手金融機関は合わせて 1460億ドル(約15兆7800億円)を上回る評価損・貸倒損失を計上した。

株価は今年に入り21%下落しており、アリアンツの時価総額は530億ユー ロとなっている。

同社はまた、07年の年間配当を1株当たり5.50ユーロと06年の3.80 ユーロから引き上げると発表。これはアナリストの予想中央値(5.05ユーロ) を上回る。同社は配当に充てる利益の配分を増やす計画だと、これまで繰り返 し言及していた。

傘下のドレスナー銀の第4四半期損失は5億8900万ユーロと、前年同期の 1億9400万ユーロから拡大した。