米クローズドエンド投信を州当局が調査-入札不成立で投資家が不満

米国では州監督当局が、クローズドエンド (単位型)投資信託による短期債務入札に対する調査を進めている。投資家が 投資資金を引き揚げることができないと申し入れを行っていることに対応した ものだ。

マサチューセッツ州当局は20日、ウィリアム・ガルビン州務長官が投信会 社9に対し不成立となった入札の情報を開示するよう求めたと発表した。入札 が成り立たなかったことで、投資家が保有分を売却できなかったからだ。オハ イオ州政府の報道官によれば、同州のマーク・ダン司法長官は、同州基金によ る入札方式証券(ARS)として知られる投信の短期債務買い入れに関連し、 訴訟を起す可能性があることを明らかにした。

地方債を中心にARSには十分な買い手が集まらず、多くの入札が不成立 となっている。こうした状況は、クローズドエンド投信が償還債務の支払いに 充てるため資産の売却を迫られるとの懸念を高めている。

クローズドエンドファンド協会のトーマス・ディンスモア会長は20日の電 話インタビューで、クローズドエンド投信会社2社が、ARS市場の立て直し を目指す「大手」銀行と協議していると述べた。「入札を成立させるのに必要な 流動性を得るため、非常に高いレベルでの協議がなされている」という。同会 長は協議に関与している投信会社と銀行の具体名への言及は控えた。

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