人民元:終盤に値を戻す-中国当局が上昇加速観測の一掃図るとの見方

中国の外国為替取引では、人民元がドルに対し 一時下落したものの、終盤に値を戻した。中国が人民元上昇加速の観測を一掃しよ うとしているとの見方が下げ要因だった。

中国人民銀行が人民元の中心レートを引き下げたことから、人民元は一時、1 ドル=7.1509元まで下落した。人民銀による中心レート引き下げは今月13日以来。

英スタンダード・チャータード銀行の調査責任者、スティーブン・グリーン 氏(上海在勤)は21日付のリポートで、「ある程度インフレ圧力が緩み、規制当局 が元高スタンスを和らげる7-9月(第3四半期)まで、人民元の速い上昇ペース が維持されるリスクが依然としてあるのは明らかだ」との見方を示した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午後5 時半(日本時間同6時半)現在、7.1413元。前日は7.1436元だった。

人民元は、2005年7月のペッグ(連動)制廃止後の最高値も付けた。人民銀 は今週発表した5カ年計画で、人民元の柔軟性を高める方針を示している。

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