仏ソシエテの10-12月:過去最悪の赤字-トレーディング損響く(2)

時価総額でフランス2位の銀行、ソシエテ・ ジェネラルが21日発表した2007年10-12月(第4四半期)決算は、純損益が 過去最悪の33億5000万ユーロの赤字となった。未承認トレーディングによる 巨額損失や、米サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題が 響いた。

前年同期は11億8000万ユーロの黒字だった。同行の資料によれば、07年 通期の純利益は9億4700万ユーロと、前年の52億2000万ユーロから減少した。 11日発表の暫定集計と変わらずとなった。

ソシエテは、トレーダーだったジェローム・ケルビエル容疑者による銀行 業界史上最大の49億ユーロ(約7800億円)のトレーディング損を赤字の主因 に挙げている。これに加え、サブプライム関連の評価損と引当金が20億5000 万ユーロに達し、同行は今月、55億ユーロの資本増強を迫られた。

ソシエテは配当を1株0.90ユーロに引き下げる。これまでは5.20ユーロ だった。利益の約45%を配当支払いに充てる方針は維持する。

巨額のトレーディング損を見過ごしたことで、同行は管理体制が問われて いる。独立した3人の取締役は20日に公表した報告書で、経営陣がケルビエ ル容疑者に関し約2年で75に上る警告を顧みることを怠ったとしている。

F&Cアセット・マネジメント(ロンドン)のファンドマネジャー、デー ビッド・モス氏は決算発表前に、ソシエテの業績は「もっと良くなるはずだっ た。管理体制がそれを妨げた」と述べた。

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