ヤマダ電株が2年超ぶり安値から反発、成長力ある内需大型株と再評価

家電量販店最大手のヤマダ電機の株価が、 680円(8.3%)高の8850円と大幅反発し、一時は9%高まで上げ幅を拡大。 前週半ばに節目の1万円を割り込んで下げ基調が強まっていた中、アナリスト の間から内需大型株の代表として再評価する声が上がったほか、北京五輪需要 が今後発生する可能性なども指摘され、昨日付けた2005年9月以来、約2年 5カ月ぶりの安値水準(8060円)から戻した。

立花証券の平野憲一執行役員は、「前日までに売られ過ぎた反動の買い戻 しが顕著」と指摘。19日にUBS証券が投資判断引き下げた結果、20日は大 幅に下落していたが、きょうは「クレディ・スイス証券のメモが影響したと見 ている」という。

押し目買いのタイミング計る局面

クレディS証は20日付の投資家向けリポートで、ヤマダ電の投資判断 「アウトパフォーム」、目標株価1万2200円を継続した。村田大郎アナリス トは、2月に入って株価が36%下落している点に言及。「当面、特に大きなポ ジティブカタリストはないとみられるが、5月の決算発表にかけて、押し目買 いのタイミングを計る局面に入った」と、再評価を促している。また、同証ベ ースで今期の予想PERが14倍台とバリュエーション面で特段の割安感はな いものの、「内需大型株の数少ない成長株としては、投資魅力が増してきた」 との見方を示す。

ヤマダ電の07年4-12月期の連結純利益は前年同期比24%増の355億円、 営業利益は同30%増の475億円、売上高は同21%増の1兆3057億円。大画面 薄型テレビやパソコンなどのデジタル関連機器販売が好調に推移、省エネエア コンや石油を使用しない電気暖房機器などがけん引した。

一方、20日付でヤマダ電株の判断を新規に「買い」した独立系リサーチ会 社のジャパンインベストのアナリスト、ジャスティン・ワイズ氏は、「新規出 店や既存店舗の増築・改築などで売場面積が拡大しスケールメリットが生かし やすい」「北京五輪でテレビなどの家電製品の販売が伸びる」などを評価理由 として挙げている。

会社側では、08年3月通期の連結業績予想に関しては据え置き。売上高は 同 23%増の1兆7780億円、営業利益は同35%増の751億円とそれぞれ過去最 高を見込む。

--共同取材:浅野 文重 Editor:Shintaro Inkyo

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