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EPS株が3年半ぶり高値、医薬品開発支援が好調-安定成長を期待

医薬品の臨床試験を総合的に支援するイー ピーエス(EPS)の株価がこの1カ月間上昇基調を継続。この日は前日比6.4% 高の48万円まで買われ、2004年7月29日以来、約3年半ぶりの高値を付けた。 医薬品メーカーの新薬開発プロジェクトが進展し、医薬品開発業務支援会社(C RO)への委託が増えている。需給ひっ迫を背景に、EPSの業績は当面安定 した伸びを続けるとの見方が優勢だ。

野村証券金融経済研究所の渡邊未奈アナリストは、国内CRO業界の現況 について、「医薬メーカーからの委託過多の状況が続いているため、向こう2 -3年は業績拡大が続く」とみる。EPSの場合、特に「会社側の今期業績予 想が保守的なため、業績の上振れ余地が他社より大きい」(渡邊氏)という。

同証券ではこれまで、08年9月期1株利益を1万8694円70銭と、会社計 画を4%上回るとみていたほか、09年9月期は2万2898円20銭と20%超の伸 びが可能としてきた。しかし足元の業績好調を見て、渡邊氏は野村証としての 業績予想を増額する必要がありそうだと述べていた。

ブルームバーグ・データによると、同社株をカバーする証券系アナリスト 6人の1株利益予想の平均は、08年9月期が1万9868円、09年9月期が2万 4803円。市場コンセンサスを基に株価収益率(PER)を算出すると、今期で 23倍、来期で19倍となる。TOPIX医薬品株指数に採用される日本の医薬品 メーカー34社のPERは現在15倍。

渡邊氏は「海外のCRO企業の平均PERは25倍で、新薬メーカーの同15 倍に5割以上のプレミアムを乗せた水準で評価されている。海外CROや、日 本の新薬メーカーのバリュエーションなどを考慮すると、まだ評価余地がある」 とみていた。

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