ミクシィ株が反発、中国子会社設立でSNS展開-初の海外進出(2)

国内最大のソーシャル・ネットワーキン グ・サービス(SNS)「mixi」を運営するミクシィの株価が買い気配で 始まり、寄り付き後は一時6.6%高の129万円まで上昇。同社は20日、初の海 外進出として今春に中国に子会社を設立すると発表した。IT・ネット関連銘 柄の買い戻しの動きが強まる中で、タイミング良く中国語によるSNS関連の サービスを展開する方針を発表したミクシィにも投資家の注目が集まった。

午前10時59分現在の株価は前日比4万円(3.3%)高の125万円。独立 系投資顧問のアセットアライブの下川勝彦代表取締役は、「IT、ネット関連 銘柄が全般的に売られ過ぎた反動としてきょう朝方は買戻しの動きが顕著化し ているが、ミクシィもその1つだ」と指摘した。

一方、みずほ証券の佐藤勇一アナリストは、中国子会社設立について「単 純にSNSサービスの展開だけなら事業の成功は難しいのではないか。中国へ 先に進出しているほかのネット関連企業も苦戦しているのが現状」として、 「何らかの工夫が必要」(同氏)と慎重な見方を示している。

今後も海外進出検討へ

ミクシィの経営管理本部、小泉文明氏はブルームバーグ・ニュースに対し て、初進出に中国を選んだ理由として「経済成長が著しく、ネット産業も成長 中であり、特に今後モバイルインターネットが普及する可能性も大きいと認識 しているため」と説明する。第2、第3の海外進出の可能性については「今後 も市場規模や成長性を検討し、海外展開を検討していきたい」と答えた。

「mixi」は、パソコンと携帯端末による利用が可能。現状の国内での サービスは「昨年8月時点でページビュー(閲覧回数)ではモバイルがパソコ ンを上回っている」(広報部の小林裕乃氏)。

ミクシィの上昇に押し上げられる格好で、同社が上場する東証マザーズ指 数も一時前日比2.7%高の687.76ポイントと、ジャスダック、大証ヘラクレス などほかの新興市場に比べると上昇が目立つ。

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