ペトロブラスや加シェリット:カストロ議長の今後の動向で恩恵か

キューバのフィデル・カストロ国家評議会 議長が政治への関与を徐々に弱めていくことにより、ブラジル国営石油会社の ブラジル石油公社(ペトロブラス)やスペインのホテル運営会社ソル・メリア、 カナダのニッケル生産会社シェリット・インターナショナルなどは、米競合企 業に対する優位をさらに広げる可能性がある。米企業はキューバのより根本的 な変化を待つことを余儀なくされている。ワシントンに本拠を置くコンサルタ ント、カービー・ジョーンズ氏は、キューバとの取引を強く望む米企業にとっ ては、米政策のシフトが必要になると指摘する。カストロ氏は19日、国家評議 会議長と軍最高司令官からの退任を表明した。

カナダのノバスコシア州ハリファクスにあるダルハウジー大学のジョン・ カーク教授は、カストロ議長が実権を弟のラウル・カストロ氏に譲る決断をし たことで、キューバの原油・天然ガス、鉱業、観光といった産業への外国から の投資が加速する可能性があるとの見方を示した。

ペトロブラスやソル・メリア、シェリットは既にキューバで事業を運営し ている。一方、米国は企業にキューバとの取引を禁止しており、ネグロポンテ 国務副長官は19日、「早期には」通商禁止の解除を計画していないと述べた。

カーク教授によれば、ラウル氏は2006年に実兄のカストロ議長から暫定的 に権限を委譲されて以来、投資受け入れを拡大してきた。米シンクタンクのレ キシントン・インスティチュートが作成した07年のリポートによれば、ラウル 氏は経済を最優先事項としているという。

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