原油高騰はドルにマイナス、米減税効果を相殺―住友信託銀・松本氏

住友信託銀行マーケット資金事業部門の松 本三郎チーム長は21日、ブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューで、 1バレル=100ドルを再び超えた原油価格の高騰の為替相場への影響について、 米政府による減税の効果を打ち消すため、ドルにはマイナスの影響を与えると 指摘した。コメントの詳細は以下の通り。

原油価格の高騰が為替相場に与える影響について:

「そもそもグローバルには金余りの状況があったが、ここもとの米国の大 幅な利下げで資金のだぶつきが目立っている。そうした余剰資金が再び商品市 況に向かって、特に原油・ガソリン価格が高騰している」

原油価格などの高騰は、「米政府が取っている減税措置の効果を相殺する といった動きにもなる。中国に関しても物価上昇が非常に危機的な状況にある といったところで非常に大きな問題だが、総じて言えばドルにとってマイナス の影響と見ている」

ただ、「ドル・円に関しては非常に堅調な動きに見えている。オージー(オ ーストラリア・ドル)・円、ユーロ・円など高金利通貨でしかも目先利下げ期 待がない通貨ペアに関しては非常にしっかりとしたフローが出ているところが、 結果的には方向感のないドル・円についてもサポートの材料になっている」

きょうのドル・円相場の見通しについて:

「それほど実需のフローが大きく交錯している状況にはないと見ているが、 1ドル=108円半ばから上は輸出企業の売り興味が強い。一方、107円50銭か ら下のゾーンに関して輸入企業の買いニーズも強いといったところで、きょう の東京市場に関しても108円ちょうどを挟んだもみ合いの状況が続くとみてい る」

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