スイス・ネスレ:07年7-12月は14%増益-アイスやコーヒー値上げ

世界最大の食品メーカー、スイスのネスレ の2007年7-12月(下期)の純利益は前年同期比14%増加し、アナリスト予 想を上回った。同社は「ドライヤーズ」のアイスクリームや「ネスカフェ」の インスタントコーヒーを値上げすることで、原材料コスト上昇に対応した。

ネスレが21日発表した07年通期決算からブルームバーグ・ニュースが07 年1-6月(上期)分を差し引いて算出した下期の純利益は57億3000万スイ ス・フランと、前年同期の50億5000万フランから増加した。ブルームバーグ がアナリスト13人を対象にまとめた調査の予想平均値は53億3000万フラン だった。売上高は前年同期比10%増の564億フラン。

ネスレは「ブイトーニ」のパスタや「キットカット」のチョコレート製品 の材料の砂糖、牛乳、小麦のコスト上昇を補うために、少なくとも過去4年で 最大の製品値上げを実施した。

サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、アンドルー・ウッド 氏は「厳しい経営環境下でもネスレは優れた業績を出すことができる」とし、 「ネスレは欧州で最強で最も均衡のとれた食品グループだ」と述べた。

ネスレは通期配当を17%引き上げ、1株当たり12.20フランとする。

同社の発表資料によると、通期の純利益は前年比16%増の106億5000万 フラン(1株当たり27.81フラン)で、ブルームバーグのアナリスト調査での 予想平均値102億フランを上回った。通期の売上高は9.2%増の1076億フラン。