仏ソシエテの監視体制、追跡調査が不十分-取締役が不正取引で報告書

フランスの銀行ソシエテ・ジェネラルの元ト レーダー、ジェローム・ケルビエル氏が行った未承認取引をめぐり、同行の社外 取締役らがまとめた調査報告書が20日までに発表され、ケルビエル氏の取引に 関して発せられた警告の社内追跡調査が十分行われなかったとの結論を示した。

プジョーの元最高経営責任者(CEO)、ジャンマルタン・フォルツ氏率い る3人で構成される委員会による報告書によれば、ケルビエル氏は未承認取引を 単独で行った。その後、ソシエテは同様の不正取引の再発を防ぐため、監視体制 を強化したという。

報告書は、「不正行為を発見できなかったのは、一つにはケルビエル氏が取 引をさまざまな手法を駆使して巧みに隠ぺいしたためであり、また経営陣が確認 の追跡を体系的に行わなかったためでもあった。不正を発見するための一定の監 視体制がなかったことも一因だった」と結論付けている。

同委員会は米会計事務所プラスウォーターハウスクーパース(PwC)のサ ービスを利用した。5月27日に開かれるソシエテの株主総会では、さらに詳し い報告書を発表する予定。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE