米KKRファイナンシャル:CP償還を再度延期-債務再編で協議開始

米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバー ツ(KKR)傘下の特殊金融会社で株式公開しているKKRファイナンシャル・ ホールディングスは、資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)について一部 の償還を延期するとともに、債権者との間で債務再編に関し協議を開始したこと を明らかにした。

19日発表の資料によれば、KKRファイナンシャルは、同社の住宅ローン 担保証券(RMBS)保有者と再度の償還見送りで合意した。従来の償還期限は 今月15日だったが、約半分が3月3日に、残りは3月25日にそれぞれ引き延ば された。

KKRファイナンシャルは約半年前、米サブプライム(信用力の低い個人向 け)住宅ローン危機に絡んだ関連証券の損失で打撃を受け、機関投資家7社に対 する第三者割当増資で2億3000万ドル(約248億円)、普通株株主への新株引受 権売却によって2億7000万ドルをそれぞれ調達した。

ユニオン・インベストメント(フランクフルト)でクレジット・デフォルト スワップ(CDS)や仕組み債など10億ユーロ相当の運用に携わるフェリック ス・フロイント氏は、「事態は悪化する一方だ」と指摘した。

償還延期を受け国債への需要が増加し、20日は10年物の日本国債相場が大 幅高となった。またアジアと欧州の社債保有リスクも大きく高まった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE