蘭ING10-12月期:18%増益-大幅評価損の回避と株式売却益で

オランダの金融サービス最大手INGグ ループが20日発表した2007年10-12月(第4四半期)決算は、前年同期 比18%増益となった。資産担保証券(ABS)の大幅な評価損を回避する一 方で、投資利益を計上したことが寄与した。

発表資料によれば、純利益は24億8000万ユーロと、前年同期の21億 ユーロから増加。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト8人の予想 平均(23億8000万ユーロ)も上回った。

同社はオランダの銀行大手、ABNアムロ・ホールディングと欧州最大の ベビーフードメーカー、蘭ロイヤル・ヌミコの株式売却で、10億3000万ユ ーロ(約1630億円)の利益を得た。サブプライム(信用力の低い個人向け) 住宅ローンや関連問題では、1億9400万ユーロの税引き前損失を計上した。

米サブプライム住宅ローン市場が悪化するなか、世界の大手金融機関は米 サブプライムローン関連証券投資で計1460億ドル(約15兆7400億円)相 当の損失を計上。INGは昨年11月、保有する830億ユーロ規模の資産担保 証券について、「高品質」との評価を示していた。

INGの株価は過去1年で36%下落。これに対し、60銘柄で構成するブ ルームバーグ欧州500銀行・金融サービス指数は32%の下げだった。同社株 に対する投資判断では、アナリスト36人のうち23人が「買い」を推奨。6 人が「売り」とし、7人が「ホールド」としている。

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